『 a narrow map 』
1200×1230mm
小さな96枚のドローイングは、わたしの中に保存されていた世界の断片を 次々と写していったスナップであり、それ以上でもそれ以下でもない。それらは俯瞰してみると、ただのスナップであることも多分関係して、その断片を選ぶ 私の視点がぐっとあからさまになった。私が在るリアルな世界は、ふらふらした私の視点で捉えられ、断片を集められては乱暴で強引に意味づけをされて、私の知る世界に構築し直されている。制作過程でこのプロセスを実践してみたかった。
振り返れば なんだかややこしい作業ではあったが、内実はリアルな世界を記したいというシンプルなものだ。それに気付けば私の制作は、地図を作ることに近い。
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